KDDIの4―9月営業利益は1.2%減、スマートフォンの遅れ響く

[東京 22日 ロイター] KDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)が22日発表した2010年4―9月期の連結営業利益は1.2%減の2478億円だった。

 スマートフォン投入の遅れなどから携帯電話事業の営業利益は9.0%減少したが、固定通信事業が約6年ぶりに四半期ベースで営業黒字に転換して、前年並みを確保した。通期予想に対する進ちょく率は55.6%だった。

 4―9月期の連結売上高は前年比0.3%減の1兆7184億円でほぼ横ばい、連結当期利益は同5.7%減の1369億円だった。また同日、23万株、1000億円を上限とする自社株買いを決議したと発表。発行済み株式(自社株を除く)に対して5.16%の比率になる。取得期間は25日から3月31日まで。9月30日時点で同社の発行済み株式総数(同)は445万4113株で、自社株は3万0705株だった。

 記者会見した小野寺正社長兼会長は、自社株買いに踏み切った理由について「当社の株価が低い位置に置かれている。KDDIの成長性がみえにくくなっているようなので、(12月の)社長交代を前に自社株買いをしてメッセージを出した」と述べた。発行株の5%を超える大規模な自社株買いだが「用途は定まっていない。今後の状況でいろいろな使い方を考える」とした。さらに、設備投資やM&A(合併・買収)など大きな投資案件がないことも自社株買いを実施する理由だという。


成長性の無い会社の自社株買い、これから株価はどうなるんだろう。
興味ある。