フィアットがクライスラーを完全子会社化

[ミラノ/デトロイト 1日 ロイター] -イタリア自動車大手フィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)は、傘下の米クライスラー・グループの完全子会社化で合意したと発表した。取得額は43億5000万ドル。

フィアットクライスラー筆頭株主ですでに約58.5%を保有する。今回の合意により、残りの41.46%を第2位の株主である全米自動車労組(UAW)の退職者向け医療保険基金(VEBA)から取得する。

EBAに対しては36億5000万ドルが現金で支払われる予定で、このうち、19億ドルはクライスラーが、17億5000万ドルはフィアットが支払う。手続き終了後も、クライスラーはVEBAに対し、3年間で7億ドル支払うことになっている。

手続きは1月20日までに終了の予定。フィアットは、これに伴う株主割当増資(ライツイシュー)はないと表明した。

株式取得額は一部のアナリストの予想を下回った。この価格を基にすると、クライスラーの価値は90億ドル未満となる。7億ドルの追加的支払いを考慮に入れると、クライスラーの価値は105億ドルとなる。

フィアットクライスラー両社の最高経営責任者(CEO)であるセルジオ・マルキオーネ氏は2社を統合し、世界第7位の自動車メーカーにすることを目指している。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0102620140102


自動車会社の買収ってあまり成功した例を見たことがないんだよなぁ・・・