太田祐一郎 メモ

借り入れコスト急上昇は「非常に深刻」=アイルランド財務相

[ダブリン 11日 ロイター] アイルランドのレニハン財務相は11日、借り入れコストが過去最高水準に達していることについて、「非常に深刻」との認識を示した。また、欧州連合(EU)は、アイルランドがユーロ圏諸国からの救済を必要とする場合には行動する用意があると表明した。

 欧州当局者らは、アイルランドの状況を注意深く監視しているとしたが、同国が金融支援を必要としているとの見方を前日に続いて否定した。

 半年前、ギリシャがEU・国際通貨基金IMF)の緊急支援を受ける前にも欧州当局者はこうした発言をしていた。

 ギリシャと異なり、アイルランドは来年半ばまで十分な資金があり、流動性危機は差し迫ってはいない。

 ただロイター調査によると、エコノミストと債券ストラテジストの見方はかなり悲観的で、回答者30人中20人が、外部からの支援なしにアイルランドが2011年末まで乗り切る可能性は低いとみている。

 アイルランドのレニハン財務相は「債券スプレッドは非常に深刻で、ユーロ圏を通じてこれに関する国際的な懸念がある」と述べた。

 またこの問題の背景として、ユーロ圏の恒久的な救済制度の導入をめぐり、複数のドイツ当局者から「思いがけない」発言が出たことも要因の一つとしてあるとし、同計画について明確な説明を求める考えを示した。

EUどうなっちゃうんだろうんだろうな