ドルが対円で下落、FRBの追加緩和めぐる警戒感高まる

[ニューヨーク 29日 ロイター] 29日のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和の規模をめぐる不透明感に圧迫されドルが対円で下落。相場の乱高下に備えたオプション市場でのヘッジが活発化した。

 ドル/円は18日につけた15年ぶりの安値に迫った。第3・四半期米国内総生産(GDP)速報値は、FRBが追加緩和に踏み切るとの市場の観測を変えるには至らなかった。

 ロイターデータによると、終盤時点では0.6%安の80.42円となった。

 来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)のほかに中間選挙や雇用統計の発表が予定されており、オプション市場では量的緩和をめぐる懸念が高まっていることが示された。


通貨安競争って際限ないなぁ。