韓国の起亜自動車、第3四半期は予想上回る66%増益

[ソウル 29日 ロイター] 韓国第2位の自動車メーカーである起亜自動車(000270.KS: 株価, 企業情報, レポート)が29日発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比66%増加し、市場予想を上回った。新型車や、中国など新興国市場の底堅い需要に支援された。

 純利益は6670億ウォン(5億9390万ドル)。トムソン・ロイターエスティメーツがまとめたコンセンサス予想の4313億ウォンを上回った。

 前年同期の純利益は4020億ウォン、前期は5580億ウォンだった。

 営業利益は34%増の4210億ウォン、売上高は26%増の5兆7000億ウォンとなった。

 アナリストは、新型車や低水準の在庫が、起亜自動車の稼働率を押し上げる見込みであることから、今四半期に業績の伸びが加速するとみている。

 米国と欧州からの需要は引き続き弱いものの、起亜自動車は、コンパクトカーの競争力に加え、日本勢が円高と品質問題で打撃を受けていることから、業界をアウトパフォームする見通し。


通貨安ってのはすごいな。