3/25 太田 祐一郎 メモ

高島屋<8233.T>とH2O<8242.T>、中途半端な統合捨てて提携進化に方向転換

 [東京 25日 ロイター] 高島屋(8233.T: 株価, ニュース, レポート)とエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)(8242.T: 株価, ニュース, レポート)は25日にそれぞれ記者会見し、2011年までに予定していた経営統合の中止を発表した。市場縮小の続く百貨店業界では、J.フロントリテイリング(3086.T: 株価, ニュース, レポート)や三越伊勢丹ホールディングス(3099.T: 株価, ニュース, レポート)の誕生など再編が続いているが、高島屋とH20は統合比率や人事、店舗戦略などで両社の溝が埋まらず破談となった。相互に10%ずつ保有する株式の持ちあいと業務提携は継続する。

 高島屋と「阪急阪神百貨店」を傘下に抱えるH2Oとの統合は08年10月に合意した。25日に都内で会見した高島屋の鈴木弘治社長は「全国に店舗網を展開する当社と大阪・梅田に一極集中のH20で店舗に対する考え方の差異があった」と説明。人事や統合比率を含め「話しあえば話しあうほど考え方に差異があり」、昨年末には破談する見通しとなり、両社が「必然的に(協議中止を)申し出た」という。

衰退していく百貨店業界は合従連衡していかなきゃダメだろうなぁ