米消費者マインド急低下で東京市場もリスク回避姿勢強まる

24日の東京市場は株安・債券高。米消費者信頼感指数が予想外に大幅低下したことで、リスク回避姿勢が強まった。ただ、アジア時間では円高が一服していることから、連鎖的な動きには歯止めがかかっている。

 注目されている今晩のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言では、利上げへの距離感を見極めることになる。

 株式市場では日経平均が続落。2月の米消費者信頼感指数が大きく落ち込み、米国株が下落した流れを受けて、ハイテクや自動車などの輸出株を中心に売りが先行した。商品投資顧問業者(CTA)などの短期筋による先物売りも出て下げ幅が拡大した。「米消費者信頼感指数の低下で米国景気への懸念が広がった。銀行株などに海外勢の売りが出ている。一部の欧州勢から買いが入っているが指数を押し上げるほどの力はない」(東海東京証券エクイティ部部長の倉持宏朗氏)との声が出ている。

可処分所得が減っていくわけだから、これから景気回復なんて事簡単にはならんだろうなぁ