シャープ、蘭フィリップスへの液晶パネル供給を拡大へ

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 [東京 17日 ロイター] シャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)は17日、オランダの電機大手フィリップス(PHG.AS: 株価, 企業情報, レポート)への液晶パネル供給の拡大を目指していることを明らかにした。同社はソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)や東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)など外部の液晶テレビメーカーへの液晶パネル供給を増やす方針で、海外勢への販売拡大で自社のテレビ以外への外販比率5割の達成を図る。

 同社では10月から大阪府堺市の大型液晶パネル工場が稼動した。「第10世代」と呼ばれる大型ガラス基板を世界で初めて使う巨大な生産能力を持つ堺工場の稼動を安定化させるためには、自社の液晶テレビアクオス」への供給だけでは不十分。液晶パネルの外販比率を引き上げるために、堺工場に共同出資するソニーのほか、東芝にも供給することになっているが、海外勢への拡大が今後の課題となっている。

 シャープは17日、液晶パネルの外販について「フィリップスは従来から重要な顧客だったが、今後は取引拡大を図って工場の操業の安定化を図る」(広報)との方針を明らかにした。

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基幹部品の供給に力を入れるやり方は、かなり参考にすべき。
自社で製品作るために工場建設にはじまるコストを全て自社で賄うという「垂直統合型」の考え方は捨てなければ。