「東大院卒」の肩書を手に入れる禁断の学歴ロンダリング

悶々とした毎日を過ごしていたとき、Aの視界に“都の西北”にある一流大学の社会人大学院入試の広告が入ってきた。「社会人大学院に二流大学の学生が受かるはずがない」と最初は諦めていたが、「このまま人生に負い目を感じた状態で一生を送りたくない」と一念発起して大学院受験を決意した。調べてみると受験内容は大学受験とは比較にならないほど簡単。語学、基礎知識に関する試験、研究計画作成、面接だけで合格できるものがほとんどだった。結果として、 Aは大学院に合格、一流大学院修了生として現在は有名企業に勤めている。

社会人大学院入試は大学入試と比べて倍率・難易度ともに極めて低い傾向にある。たとえば、最高学府・東京大学公共政策大学院の入試倍率は2.1倍、合格者の東大以外の大学出身者比率が約70%となっている。平成21年度で入学願書審査(大学成績・学習計画など)、外国語審査(TOEFL)、専門科目試験(1科目)、ならびに口述試験のみであり、膨大な学習量を要する大学受験とは全く内容が異なる。

http://president.jp.reuters.com/article/2011/01/14/0AF89B60-1974-11E0-BC39-83F03E99CD51.php


院ロンダってそんな簡単なのか。