仏プジョーと三菱自の提携、ルノー・日産の「二番煎じ」か

[パリ 3日 ロイター] 仏自動車大手のプジョーシトロエン・グループ(PSA)(PEUP.PA: 株価, 企業情報, レポート)と三菱自動車工業(7211.T: 株価, ニュース, レポート)が出資を含む提携強化を検討していることが明らかになったが、アナリストの間では、自動車業界の提携の貴重な成功事例として語られるルノー・日産アライアンスの「二番煎じ」になるとの見方が出ている。

 新興国市場での自動車販売台数が爆発的に伸びているなか、プジョーには、欧州市場中心のポジションから抜け出したいとの思惑がある。中国のような主要新興国への足掛かりを作るという意味では、三菱自動車との提携強化は正しい方向と言えそうだ。

 しかし、クレディスイスのアナリスト、スチュアート・ピアソン氏は、2008年の販売台数で世界8位のプジョーにとって、三菱自動車は「規模が下位の苦戦している自動車メーカー」だとし、今回のニュースは「若干がっかりさせられる種類のものだ」と語った。


よく自動車メーカー同士の合併案てよくあるけど、意味があった合併って皆無だよね。